日清戦争勝利により得た遼東半島を三国干渉により、放棄せざるを得なくなった。日本は臥薪嘗胆をスローガンに、ロシアに対する嫌悪感情を燃やしていった。
当時の政権は、遼東半島まで獲得すれば、特にロシアからの干渉を受けることを予想していた。
戦利品を放棄させられるという屈辱は、当然に予測できていたのであり、臥薪嘗胆といい復讐を誓うには、少し白々しいのである。
自分の言う臥薪嘗胆もこれと同様に白々しいものだ。
臥薪嘗胆する不遇な状況というのも、怠惰な自分の日頃の行いから生じている。理論的には克服可能なものである。不遇な状況も、故事のとおり戦いに負けたわけでもなく、辱めを受けたわけでもなく、世間の上澄みと比べれば相対的に劣るだけにしかすぎないことを指す。
ただ、臥薪嘗胆は、復讐心を忘れないため、毎日薪の上で寝、とにかく苦い肝をなめるという行為をリアルに想像することができ、必要のない行為で自分をあえて追い込むニュアンスまである。
毎日床の上で寝るつもりも青汁を飲むつもりもないが、自分は不遇な状況にいるはずだと思い込み、努力をするモチベーションに繋げるのである。
つまり、臥薪嘗胆とは回避動機が強く働く者にとっての原動力、推進力、基本方針である。
やや迂遠なポジティブ思考であり、一切夢や希望を持たない者が取れる態度ではないです。
夢や希望で直接モチベーションに繋がる方は、努力・努力・努力で頑張っていただければと思います。
Live in 臥薪嘗胆!
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